ドラゴンボールはあまり面白くないのか
どうも!
ももちんですけどね。
今日のツイッターでみかけたんですが、ドラゴンボール世代の先輩がドラゴンボール見たことない後輩に、「コンテンツ製作に携わる人間としてドラゴンボールを知らないなんてあり得ない」と言われて、ムカついたので読んでみたけど、やや面白くないという結論に至った、
みたいな内容だったんですよ。
元記事はこちら↓
私は1980年代生まれなので、モロにジャンプ黄金期の読者なんです。
中でもドラゴンボール人気は異常で、
ドラゴンボール面白い、面白く無いは、はっきり言って個人の好みですが、今現在でもコンテンツが存在し、世界中で認知されている日本を代表するマンガであろうことは事実です。
この記事を書いた方がドラゴンボールを読んで「やや面白くない」とした論考に対して、 私も少し考えてみました。
まず記事では「ドラゴンボールハラスメント」という言葉が出てきますが、これは先輩が後輩にやりがちな会話で、「〇〇知らねーの?、ヤバくない?」的なものです。
先輩の中では、一般常識だろこんなの!と思いながらの発言であると推測されます。
「え?お前ドラゴンボール読んだことねーの?面白いから読んでみな!」ならわかるんですが、「ドラゴンボールを知らないなんてありえない」まで言われてしまうと、確かにムカついてしまいますよね。
それでこの方はドラゴンボールを読んでみて、色々な考察をした上で「やや面白くない」としたわけですが、先輩の言いようによっては「ソコソコ面白い」となったかも知れません。
理由としてあげると、ドラゴンボールを読む動機が先輩に反論するために読んでいることがあります。
初めからアラ探しの気持ちで読んでしまっては、設定や世界観にケチをつけたくなるのは当然であり、ムカつく先輩と価値観は一緒でいたくない事から、先輩のリスペクトするものは拒否しがちで、斜に構えてしまうと思うのです。
ですから、自分が尊敬する先輩に、「ドラゴンボール見たことないの?そうかあ、世界的なヒット作品だし、それなりのコンテンツ製作のヒントがあるだろうから、今度暇な時読んでみて感想聞かせてよ!」
くらい言われて読み始めれば、多分この方は「ソコソコ面白い」という評価をした可能性があると思うんですよね。
ドラゴンボールは面白いと思いますので、ドラゴンボール知らない世代に紹介する際は、一般常識的な物言いをすることの無いように気をつけましょうね。
で、こっからは私のドラゴンボールファンとしての記事に対する反論です。
まずドラゴンボールのキャラ設定が、ワンピースやハリーポッターに例えられていますが、ドラゴンボールの連載開始が1984年であり、ワンピースとハリーポッターが世に出たのが1997年です。
J K ローリングはどうか分かりませんが、尾田栄一郎先生はドラゴンボールをリスペクトしていることが語られている記事がある事から、ワンピースのキャラ設定について何らかのインスパイアがあってもおかしくありません。
時間軸的にドラゴンボールのキャラ設定が先に世の中に出ているので、例える作品のチョイスが少し説得力に欠けています。
ちなみにジャンプは「友情」「努力」「勝利」
というメインストリームの中で作品を完成させる決まりがありますので、ドラゴンボールはまさに王道となります。
世界観についてですが、これもワンピースとハリーポッターを例に出しています。魔法界と大海賊時代という世界観を出すことで違和感なくのめりこめると。
ドラゴンボールは私たちの生きている世界に近い世界観と言っていますが、ここで斜に構えて読んでいるためのフィルターがかかっています。
私たちの生活に大猿は出てこないし、願いが叶うドラゴンボールもありません。
フリーザ等の宇宙人が攻めてきた事はありません。
言ってることはプレデターやゴジラに現代の生活を当てはめているようなものです。
同じジャンプの両津勘吉なんて、猫に自分の飯を食われたくらいで発砲しますからね。
否定したいフィルターがかかっているので、そのような考察になってしまうのではないでしょうか。
今回ドラゴンボールハラスメントという言葉が新しいと思いました。記事を書いた方も、かなり発想が面白いと思います。たしかに先輩って後輩に昔のこと知らないの?って言いがちですよね。
作品は好き嫌いがあるので、ドラゴンボール面白く無いっていうのは全然ありだと思います。
自分は好きの立場で反論記事を書いてみました。
ドラゴンボールハラスメント、自分も後輩にやらないように気をつけよう。
また次回!!