キャンプっていいよね。キャンプ行きたい。
こんにちわ。
最近、深田恭子の色気がたまらん、ももちんです。
全然関係ないんですけど、キャンプっていいですよね。
まずは、富士山がでっかく見える麓のキャンプ場にテントを張る。
アウトドア用の椅子とテーブルを出し、小型バーナーを取り出して湯を沸かす。
雲の流れと、太陽の角度によって色を変える富士山を観ながら、淹れたてのコーヒーをチタンカップに注ぎ、まず一杯。
この季節の午後は、冬の始まりを感じさせるように空気が引き締まり、コーヒーを飲み干した後に出る溜息とはまた違った白い気体を、遠い雲に同化させるようにはき出す。
山の色がオレンジに染まる頃、切っておいた薪を取り出し、焚火台に並べる。まず小さい薪を組み、マッチを擦って種火を作る。パチパチと赤くなっていく薪は特に爆ぜることもない。良く乾燥が効いた証拠だ。周囲を大きめの薪で覆い、炎が次第に広がっていく。
木の焼けた匂いと暖かさが周囲を包む。
すでに焚火だけでは作業もできないくらいに闇は深まり、あらかじめ出しておいたランタンを灯す。
腹の虫がなく頃、焚火台の炎が最盛期を迎える。満を持して焼き網を乗せ、牛ヒレ肉を落とし込む。
激しい音と共に、これから「美味さ」しか感じさせない匂いが鼻を通り抜ける。
ステーキの焼き方は色々あるが、やはりここはミディアムレア。
じっくりと表面を焼いた後、あえて焼き網を横に退かし、直火で肉を炙る。
熱いうちにナイフを入れ、肉汁と赤身が姿をあらわしたところで、粗めの岩塩と擦ったニンニクをまぶす。
腹の虫の鳴き声が、次第に大きくはやくなる。
口の中に頬張る肉は直火が効いていて、スモーキー。噛むたびに火の味がする。
岩塩とニンニクが、はやく酒をよこせと急かすので、クーラーボックスから冷えた缶ビールを取り出し、肉ごと喉奥へ流し込む。
至福である。
食事を終えたら、ランタンを消す。
あるのは焚火の灯りと、満天の星空。
普段はあまり飲まないウイスキーをサイドボードに置き、飲りながら夜は更けていく。
眠くなり、横のテント内に用意した寝袋に包まる。そこには布一枚で隔たれた空間と自分の体温しかない。
闇に鹿の鳴き声が響く。
朝日がテントを照らす頃、すでに富士山はいつも変わらずの姿をあらわしていた。
目覚めのコーヒーを入れて、飲みながら太陽の暖かさを感じる。
書いてるだけでキャンプ行きたくなってきます。
また次回!