桃色ライフハッカーブログ

38歳二児の親父 家族と自分を幸せにするライフハックを考える

娘が2分で自転車に乗れた方法とは

こんばんは!

寝かしつけがうまくいかず、さっきまで時間を無駄に瞑想で使ってしまう育児あるある状態だった、

ももちんです。

 

先日4歳の娘に自転車を買い与えたところ、練習2分で補助輪無し状態の自転車に乗れたので、その方法でも書いてみようと思います。

 

結論から言うと、2歳からストライダーに乗せていた事が挙げられます。

ストライダーとはなにかというと、

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こんなのです。

ペダルとチェーンがない自転車で、跨がったら自分の足で地面を蹴って進ませるタイプの乗り物。

ストライダーの対象年齢は1歳半から5歳までとなっており、最近はうちの2歳の長男もストライダーデビューさせました。

(姉が自転車乗れたので、必然的にストライダー卒業となり、弟に受け継がれた)

 

娘は2歳の頃はストライダーでバランスをとりながらゆっくり進む状態でしたが、子供の適応力は凄まじく、3歳になる頃には坂道をスピード出して下ったり、2キロくらいの距離を走行してみたり、挙げ句の果てには、公園にある小高い丘からダウンヒルをこなすようになりました。

 

嫁さんは、「もう自転車いけるんじゃないの?」

と3歳後半から言ってたんですけど、俺は娘のストライダー修行を散々手伝ってきた身として少し寂しくもあって、なかなか自転車購入には至らなかったんです。

 

まあ4歳になったし、そろそろ買ってもいいかって感じで、近所の自転車屋で娘の好きな自転車選ばせて買い、その日の夕方に家の前で乗せてみたんですよ。

 

正直、娘は難なく自転車に乗れるであろうという確信はありました。

なぜならストライダー乗りだから。

 

ですので、補助輪なんてヌルい器具など最初からつけないでくれと自転車屋さんにお願いして、納品。

 

娘に跨らせて、俺はとりあえず後ろのサドルあたりを持って進ませると、感触がストライダーに似てたので、

「いちに、いちに、って言いながらペダル漕いでごらん!」

と娘に指導。

 

娘は言われたとおりにペダルを漕いで、スピードを継続してきたので、イケると思い、サドルの後ろから手を離しました。

 

すると、完全に乗れておる。

 

十数メートル進んで停止。

 

「パパ!乗れたよー!」

 

はい、2分で自転車乗れました。

 

しかし、調子に乗ると怪我するので、後日にめっちゃ広い公園に連れて行き、ブレーキとハンドルの切り方を教え、今ではガンガン乗り回して遊んでおります。

 

これは幼少の頃からストライダーに乗って、二輪バランスを鍛えた結果だと思いますので、小さいお子さんをお持ちの方、ストライダーオススメですよ。

 

ちなみにヘルメットと肘当ては必着ですよ。

簡単に書いてますけど、ストライダー修行って、けっこうコケますからね。

 

ではまた次回!

 

 

クソ運転手あるある言いたい。

こんばんは!

娘と息子が俺にチューしてくれなくなるまで後何年なんだろうとか思うと切なくなる、

ももちんです。

 

今日は完全なる文句というか、車運転している時にムカムカすることが結構あるので、独りよがりの罵倒ブログとなっております。

毒好きの皆さんはあるあると思ってみていただければと。

完全に一個人としての見解なのであしからず。

 

ケース1

国道の中央分離帯が切られているところを右折しようとするバカ。

 

普通国道級のでかい道路って中央分離帯が続くんですけど、たまーに切れてるところがあるんですよね。それで反対車線側の店に入ろうとしたりして、そこで右折ウインカー出して対向車線の車列がなくなるまで待ってる奴いるんですよ。バカかと。

お前国道どんだけ車通ってると思ってんだよ!

追越車線走ってた車がお前躱す為に一回走行車線入るから、起きなくてもいい渋滞起きてるじゃねーかよ!

気を使って次の信号で右折して回り込みとかしろや!

こういう自分の手間の為に次の展開が読めない奴は、どうせ仕事もできないロクでも無い奴ですね!

 

ケース2

渋滞時、前に店舗駐車場から車線に合流したそうにしている車がいたので、速度落として車間距離空けて、「どうぞ入ってね」と目配せしたら、ノールックで入ってくる奴。

 

おいおい!譲り合い精神で先譲ってやったのに、コッチも見ずに入るんかい!

多分お前の思考はこうだ!

「渋滞だー 入れないなぁ 、お!スペースできた!ラッキー、はいろーっと!」

ラッキー! じゃねーよバーカ!

お前渋滞でスペースできてんだから、こっちが空けてやったの気づかねーのか?

別にありがとうとかいらねーけど、せめてコッチ向いて会釈するとか感謝の念を示せよ!

何、ロナウジーニョばりのノールック決めてきてんだよ!

無視は人間が一番辛い事なんだぞ!

サッカーばっかやってんじゃねーぞ!

 

ケース3

駐車が下手な奴

 

これはタイプに分かれます。

まずは純粋に駐車が下手くそな奴。

ショッピングセンターの立体駐車場で、前に走ってた車が空きスペースに入ろうとハザード出して後続にアピールするのはいいんだけど、バックでの駐車がなかなか決めきれない。

オメー何回切り返せば駐車できるんだよ!

最低2回で決めきれよ!

3回も4回も切り返しやがって!待ってるこっちが何思ってるか教えてやろうか?

「早く入れろよド下手くそ!センスねーから免許返納した方が社会のためだぞバーカ!」

だ!

間違っても「ああ、何回も切り返して頑張っているね」

なんて思って無いからな!

人生何度もチャンスなんて転がって来ねーんだよ!

一発で決めきれ!

凄まじい努力も結果が出てこそ評価されるんだぞ!

チャンスに決めろ!

 

もう一つは、

駐車スペース内で異様に斜め駐車になってる奴!

こっちはさっきと逆で、

切り返せよ馬鹿野郎!

お前が後1回切り返して車体を真っ直ぐにすれば、こっちが隣に駐車できるんだよ!

駐車場混んでてお前の隣しか空いて無い時最悪だぞ!

隣に駐車したものなら、運転席か助手席のどっちかは外に出られないんだからな!

どいつもこいつも後の人の事考えられないで自分本位で生きやがって!

今後のお前のロクでも無い人生を呪ってやるわ!バーカバーカ!

 

疾走感溢れる文章が書けました。

毒吐いた事だし、寝よう。

 

また次回!

 

 

 

 

 

 

メルカリは1000円以下で売らない方がいい

こんばんは!

娘と息子のほっぺは世界一気持ちいい素材ですね。

ももちんです!

 

今日は久しぶりにメルカリの話でも。

 

モンキー125を買うためにメルカリで資金を貯めているんですが、

過去記事⬇︎

https://momo-chang.hatenablog.com/entry/2018/09/26/231132

やっと売上3万円を超えました!

なかなか売れないので苦戦していますが、購入に向けて頑張っていきたいと思います。

でも家のもの売って3万円って、あとどんだけ売ればいいんだ。

 

最近、幼児用シューズを売りに出したんですが、とりあえず購入した時の金額を忘れてしまったので、1000円からスタートしたんですよ。

しばらくは「いいね」などの反応もなく、やっぱり使用済みで汚れが少しあるものは売れないかなあと思って、販売金額を600円にしてみたら、微かながら「いいね」の反応が数回ありました。

500円なら購入を考えるというコメントも来たんですが、過去の横取りパターンもありましたので、

過去記事⬇︎

https://momo-chang.hatenablog.com/entry/2018/10/13/010526

 

値下げ交渉は基本的に応じない強気スタンスで返答したら、音沙汰無し....

100円の差ってそんなにでかいのか.....

 

なかなか売れないので、ネットで無数にあるメルカリでの売り方のコツを検索するにも、核心は有料サイトに誘われる始末。

 

しかしながら検索を続けると、「いいね」がついたら、そのいいねしてくれた人に向けてコメントを投稿してみるという行為が有効という情報を得たため、さっそく「いいね」がついたら間髪入れず、商品のアピールポイントを投稿。

 

今までは「いいね」がついたら値段を少し操作するというのはやっていたんですが、コメントを投稿するというのはやっていませんでした。

 

すると、数分後に売れたんですよ。幼児靴!

こういう体験があると、売り買いってなんだか面白くて奥が深いなあって思うと同時に、売る技術が身についていくのかなあと考えるわけです。

 

結局600円で売れたんですけど、メルカリに手数料で1割の60円持って行かれて、クロネコ配達代が380円、箱代62円ということで、利益がなんと98円て...

 

包装代とか、クロネコ営業所に持ち込む手間やガソリン代とか考えたら、マイナスかもしれない。

 

うーん。売り方の勉強代って事で考えるか。

それにしても1000円以下の物は単品では利益が出ない。

今度はセット販売にチャレンジしてみよう。

とまあ、こんな話でした。

 

また次回!

狂信的ディズニーファンと時間について

こんにちは!

子供が2人同時で昼寝してしまうと、ボーナスをもらった感じになる、

ももちんです。

 

今日はお昼ご飯食べに、家族で地元の有名うどん店に行ってみたんですよ。

時刻はお昼にはまだ少し早い11時30分くらいだったのですが、すでに店の席は埋まっていて、行列ができていました。

子供もいるし、うどん食べたかったけど、並ぶのは嫌なので、少し車を走らせてラーメン屋に入って昼食を済ませました。

 

今日は祝日だったので、余計に混んでいたのかもしれないですが、平日に行っていればすぐ食べられるのに、時間帯と日にちが違うだけで待たなければならないって、時間を無駄にしているようで好きじゃないんです。

仕事柄平日に休みがある身なので、余計そう感じてしまいます。

 

先日こんなニュースがありました。

東京ディズニーランドミッキーの家とミート・ミッキー」で驚異の11時間待ち。

 

ミッキーの90歳の誕生日をお祝いする目的で、必ずミッキーマウスと写真が撮れるこのアトラクションが、ディズニーランド史上最長待ち時間記録を更新したとのこと。

 

11時間待ちって俺からしたら狂気の沙汰ですよ。朝の10時に並んでミッキーマウスに会えるの21時っていう。これって何時から11時間待ちなのかわかりませんが、多分朝一で並んだ人たちが多すぎての11時間待ちなんでしょうね。

昼過ぎから待ったら、閉園時間になりますから。

あともう一つ気になる事があって、11時間待ちを660分待ちって表示するんですよ。

分単位で表示されると、人ってなんか待てそうな気がするんでしょうかね。

これに慣れちゃうと、180分待ちって楽勝じゃんとかいう危険な考えになっていきそうです。

 

もはやファンは熱狂を通り越して狂信的です。

ミッキーという神の身姿を写真に収めるためには並んでもしょうがないという思いでしょうかね。

11時間あったら、時給1000円のバイト君は入園料を軽く上回るくらいのマネーを稼ぐ事が可能です。

ブロガーだったら記事何本いけるかな?

クオリティにもよりますが、数本の良記事が書けるでしょう。

 

ファン改め、信者は並ぶことになんの抵抗感もなく、夏の暑い日も冬の寒い日も、アトラクションに並んで、耐え忍んでいるのを見ると、修行のような気がしてなりません。

 

とまあ、ファンを信者と呼んだりして揶揄してしまいましたが、自分自身もディズニーランドで並んでアトラクション待ちしましたし、確かに楽しいんですよ夢の国って。

独特の雰囲気というか。

非現実感がすごくある。

 

オリエンタルランドは待つ時間に対して何の対策もしてないのでしょうか?

ファストパスをとるにも並ぶ始末ですからね。

 

USJとか富士急ハイランドなどは、お金を出せばアトラクションを待たずに乗れるチケットを限定で販売したりしていますが、ディズニーランドはなぜかそういうのは無い。(自分が知らないだけかもですが)

時は金なりです。

時間を金で買うって事も必要では無いでしょうか?

 

また次回!

続・高校の頃、パンチラを見てたらチンピラに絡まれた話

こんばんは!

ももちんです!

 

この間の話は完結しようと思ったら、書く時間が無くなったので今回に持越しです。

 

では、完結編をどうぞ!

 

。。。。。

コンビニから出てきた正統派ヤンキーは、パンチラ女の横に座り、親しげに喋っていたが、なにやらこちらをチラチラ見ている。

 

当然パンチラタイムは終了し、何事もなかったかのように俺たちは溶けたアイスを食べ始める。

そう、何事も無かったかのように。

 

「おい、お前らちょっとこい」

 

正統派ヤンキーから野太い声が発せられた。

お前らって誰なんだろうか。

辺りを見回しても、コンビニの駐車場には俺たち4人とヤンキーとパンチラ女しかいない。

道路を隔てた向こう側の洋菓子店の客に言っているのかと思ったが、流れからして現実的ではないし、やはり俺らに向かって言っている事を認めざるを得ない。

 

4人で目を合わせ、今後の展開が最悪であることを確認しつつ、すごすごとヤンキーの元へと歩み寄る。

 

「お前ら、コイツのパンツ見てたろ。」

 

ヤンキーはパンチラ女に目配せしながらニヤニヤしている。

パンチラ女もニヤニヤしてこっちを見ている。

 

これは何だ。

確かにパンツを見ていたのは事実だ。

17歳男子たるもの、年上の女のスカートの中はデンジャーゾーンであるという事など十分承知だ。

しかしながら、見ないわけにはいかないじゃないか、そこにパンツがあるのだから。

むしろ見ていたという表現はおかしいではないか。

あれは見せられていたのだ。

 

仲間の1人がこう言った。

「見てたんじゃなくて、見えちゃうねって言ってたんですよ!」

 

何だこの言い訳は!

野球ならボーク!

サッカーならオフサイド

ゴルフならダブルボギーだぞ!

 

当時の俺がこんなことを考えていたのか定かではないが、この一言で、

「はい、そうですか。」

なんてことには絶対にならない。

 

「俺の女のパンツ見てたんだろ?なあ?」

野太い声がさらに野太くなる。

 

「いや、だから、見えちゃうねって言ってたんですよマジで!」

渾身の言い訳を再度繰り出すが、ヤンキーに届くはずもない。

 

そしてヤンキーは仲間の1人の前に座ったかと思うと、頰を数回平手で打ったのだ。

 

「見たんだろ?なあ!」

 

キリストよ、汝の敵を愛せなど無理だ。頰を打たれたらもう片方も打たれるなんてできるわけがない。

 

「はい、見てました。」

 

4人は「パンツを遠目に見る行為」を認めたうえで、どうしたらこの場が収まるのか考えたが、何も浮かんでこない。

 

「タバコが切れたから、買ってこいよ」

と言うヤンキー。

 

「1カートンですか?」

と返す我々。

 

「2箱でいいや」

とさらに返すヤンキー。

 

2箱でいいのか?と若干拍子抜けしたが、皆で少ない金を出しあい、コンビニでタバコを2箱買って献上する。

( 当時は意外と高校生でもタバコ買えた)

 

「これで許してやっから、もう見んじゃねーぞ!」

捨て台詞をはいて、ヤンキーとパンチラ女は車に乗り込んで行ってしまった。

 

パンチラの代償が、ビンタ数発とタバコ2箱とは。

おお、ジーザス。パンツを見ることは罪深いことなのですね。

 

「クソ!あいつマジでムカつくな。4人でやればボコボコだったんじゃねーの?でも、パンツめっちゃみえてたな!」

 

その後、うだるような暑さの中、俺たちのリビドーを打ち消すべく漕いだ自転車は、いつもの帰宅にかかる時間を5分程縮めた。

。。。。。。

 

パンチラを見てたらチンピラに絡まれた。

韻踏んでる。

 

また次回!

 

 

 

高校の頃、パンチラを見ていたらチンピラに絡まれた話

こんばんは!

冬はカイロよりも息子を抱っこしていた方が暖かいですね。

ももちんです。

 

テレビで「今日から俺は!」やってますよね!

ひと昔前に少年サンデーでやっていた不良漫画です!

当時は不良漫画は群雄割拠というか、どの少年誌にも連載されていました。

不良って定義はないと思うんですが、素行の悪い人を不良とするならば、思い出深いエピソードがあるので書いてみます。

 

。。。。。

 

あれはノストラダムスが世界の滅亡を示唆した1999年のこと。

当時高校2年生の俺は、青春を空手道に捧げていた。

室内競技であるため、天候関係なく部活動に勤しみ、高校生活の中で休日と呼べる日は数えるほどしか無かった。

みんながバイトだ、海だ、山だなんて目をキラキラさせていた夏休みなどは、部活に全精力を奪われて、楽しむ余裕も無い。

今年死ぬことが定めのアブラゼミが命を削って生きていた夏、俺たちも少なからず全国大会出場という目標に向けて邁進していた。

 

その日、午前中に部活を終えた仲間4人で、うだる暑さと解放感からアイスを食べようと学校近くのコンビニに向かった。

店内でアイスを物色し、駐車場でささやかなアイスパーティだ。

疲れた身体に染み渡る清涼感と甘み。

各々好物のアイスを夢中でパクついていたところ、仲間の1人がこう呟いた。

 

「あの子のパンツめっちゃみえてるんだけど」

 

店の入り口付近にある車のタイヤ止め。そこに俺らと同じ学校の制服を着た女が座っていた。

顔はよく分からないが、同じ学年では無いことは確かだ。

 

ブロンドの前髪は往年の工藤静香を思い起こさせるほど、「触角」にカールされている。

ミニスカにルーズソックス。

この時代を象徴する着こなしではあるが、なぜか髪型だけはバブリーである。

その脚の投げ方に伴うパンチラは、男目線での「つい見てしまった」というものではなく、女から「坊や達に見せつけている」レベルのパンチラなのだ。

 

固唾を呑むという言葉を初めて使用しなければならないほど今後の展開は予想できず、アイスが溶けるのも忘れて、4人はただその女のパンツを注視していたのである。

 

その時、コンビニから1人の男が出てきた。

当時の記憶ながら、正統派ヤンキーとでも言っておこうか。服装はジャージのようなものを着ていたが、背中には完全にスポーツマンシップと真逆の刺繍があしらわれている。

 

そして男はパンチラ女の横に座り、ゴニョゴニョと何かを喋っている。

大方の予想通り、この女の彼氏と思われる男に我々は絡まれることになるのだが、

 

今回はここまで。

 

また次回! 

 

 

 

雪の降る中横転したが、車体は無傷だった話

こんばんは!

娘と息子のほっぺたを甘噛みすると幸せの味がします。

ももちんです。

 

なんだかニュースで、国土交通省が、大雪警報の出た地域の高速道路等の走行において、タイヤチェーン装着を義務化する方針だということをやっていました。

うーん。

スタッドレスタイヤも高いのに、チェーンも装着しなければいけないとなると、助成金とか出してくれないかなあと思ったり。

自分もそうですが、スノーボーダーには注目のニュースではないでしょうか。

 

雪とタイヤと言って思い出されるのが、自分が雪道で横転した事。

今回はその時の思い出です。

 

。。。。。

あれは、十数年前、二十代前半だった俺は、スノーボードにどハマりしており、週二くらいのペースで滑りに出かけていた。

 

前日の天気予報で大雪確実の新潟県湯沢町スノーボードをしようと、その日は夜中に意気揚々車を走らせていた。

カーステは当時流行りのJーpopなのかどうかは忘れたが、テンションを上げるために音量はいつもより大きい。

自分は友人等と予定が合わなければ一人でも行ってしまうタイプ(むしろ1人のほうが気楽)なので、その日は一人で運転していた。

 

前日入りで車内泊して早朝から滑ってやろうと計画。自宅を夜中に出たので湯沢町についたのが22時頃。

その頃はガーラ湯沢にハマっていたため、大雪の中、ガーラ湯沢の駐車場に入ろうとハンドルを切ったその時である。

 

突然車体が右に傾いたと思った刹那、泥沼にハマるように、ゆっくりと確実に雪の中に沈み込む愛車。

 

見事に車体は右に横転し、フロントガラス越しに見る景色は闇。

状況がつかめないまま傾く身体にかかるシートベルトを外し、ちょうど潜水艦のハッチを開けるが如く助手席側のドアを押し上げる。

ピラーに手をかけ、外へ出てみると、愛車はすっかり雪に埋もれ、自力ではどうにもならない事は火を見るよりも明らかであった。

 

雪の降りしきる寒空の下、今日はスノーボードが出来なくて残念だと、まるで他人事のように愛車を見つめる。

しかし他人事ではないのだ。

車をどうにかしないと先に進まないが、最悪横転で車体が大破している場合、明日のことすら考えられなくなる。

 

まずはスノーボードトリップは終了したと自分に言い聞かせ、状況を把握することに努めた。

 

どうやらこの天気のせいで、スキー場入口の側溝が雪で埋まってしまい、道路との境が無くなったところで、馬鹿みたいにテンションの上がった注意力にかける輩の運転する車が前輪を落とし込み、勢いでそのまま横転したようだ。

 

雪の降りしきる中考えること数十秒。最初からわかっていたことだが、一人ではどうにもならないため、JAFを呼ぶことにした。

 

早速ガラケーJAFに電話をすると、この大雪で対応車両は出払っており、最短でも40分程待つとの事。

 

この寒空の下、40分待ち。

しかも最短でということであり、それ以上待つことも十分考えられる。

 

地獄か。

 

しかし、背に腹はかえられないので、地獄からすくい上げて下さる救世主メシアを待つしか方法は無いのだ。

 

腕時計をみながら時を数えるが、長針の動く速度はいつもより遅い。

ガーラ湯沢の施設まで歩くことも考えたが、坂をかなり登ったところにあり、しかも夜中の22時。営業しているわけがない。

 

寒さに耐えきれなくなった俺は、潜水艦と化した愛車のハッチを開けて中で待つことにした。

 

潜水艦のハッチを開けようとするのだが、そもそも車のドアは縦に開けられる事を想定していないため、重力という足かせをつけた分厚い金属の板は重い。

やっとドアを開け、再度車の中に入ると、見慣れたはずの車内が横になっているだけで、異空間のようだった。

とにかく雪は凌げる。

 

寒さの中、どれくらい待っただろうか。

ガラケーの着信音がやかましく響く。

メシアからの折り返しだ。

 

「今からそちらへ向かいます。」

 

時間にして1時間ほどか、やはり最短ではなかったが、予想はもっとかかると思っていたので、少し嬉しかった。

また重厚なハッチを開け、下界へ出て待つとしよう。

 

しばらくして、暗闇にヘッドライトが光り現れたのは、JAFと描かれたクレーンを搭載する青の作業車である。

 

メシアは現世では40代半ばの中年男性の姿をしているようだ。

 

「あー、これは随分とやったねー。クレーンじゃないと無理だね。」

 

メシアはクレーンで吊る救済法を選択し、黙々と作業を続けていった。

 

「コレ、フレーム曲がってたら走行できないかもだから、もしかしたらレッカーかもよ!お兄さんどこから来たの?」

 

メシアは何語をお話しになっているのだろうか。愚民には到底理解できない。

 

とりあえずフレームが曲がっていない事だけを祈り、クレーンで吊られた愛車の様子を固唾を飲んで見守る。

 

作業開始から10分ほどで潜水艦は元の愛車へ戻った。

気になる事は色々とある。

愛車のフレームの状態、自走できるのか、傷はどの程度なのか、救済料はいくらなのか。

 

「お兄さん運がいいね!ぜんせんキズ付いてないよ!みたところ曲がってる感じもないし、大雪でよかったね!」

 

聞こえる。理解できる。メシアの声が。

 

どうやら大雪がクッションとなり、ほとんど地面に車体は触れていなかったようだ。

雪という優しさに包まれていたのだ。

頭の中でユーミン魔女の宅急便のキキが交互に祝福する。

 

「多分大丈夫だと思うんだけど、一度点検出した方がいいね。自走しててへんな感じだったらすぐレッカー呼んだ方がいいかもね。じゃあ作業量料金は12000円です。」

 

それなりの救済料を納めねばならぬと腹を括っていたが、予想以上に高額である。

しかし、救済して頂いた身としてメシアに背くわけにはいかないため、スノーボードで使おうと思っていた金額を全て納める。

 

メシアは次の救済先に急ぐため、足速に去っていった。

 

愛車のエンジンをかけると、いつもと同じ感覚が戻り、カーステレオからは泣けるウインターソングが流れ始めた。

 

もちろん、そのまま帰路についた事は言うまでもない。

。。。。。

 

読んでいただきありがとうございました!

また次回!